金井ピアノ教室 | 日記 | 中学受験とピアノ

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金井ピアノ教室 の日記

中学受験とピアノ

2011.09.07

受験とピアノ、中学受験編を書く予定はありませんでした。金井ピアノ教室で中学受験を経験した生徒は二人しかいません。そのうちの一人は6年生で入会し(遠くから引っ越してきました。)、お母様は「中学受験であまり練習はできませんが、息抜きにピアノを習いにきてもよいでしょうか?」というスタンスでした。もうひとりは小学校1年生から教えておりましたが、受験のためにピアノをお休みしたのは1月の一カ月間だけでした。二人とも今もマイペースでピアノを続けています。6年生で入会したMちゃんは今年大学受験でしたが、レッスンをお休みしたのはやはり年明けの2カ月間だけで、3月の発表会にはベートーヴェンのワルトシュタインを弾いていました。(^_^;)ですから私は中学受験とピアノの両立について深く考えたことがありませんでした。でも昨日突然、「中学受験をするかもしれないので、しばらくお休みするかもしれません。」と生徒のお母様からお話があり、色々と考えさせられました。以前勤めていた音楽教室のある地域では、お子さんが中学受験をするご家庭が多く、5、6年生になるとお休みしたり、レッスン回数を減らす生徒がたくさんいて、『伸び盛りなのにもったいないなぁ。。。』と思っていました。中学受験については各ご家庭の方針、本人の希望などありますから、ここでそのことについて論じるつもりはありません。中学受験を経験した二人の生徒を見ていますと、小学校で頑張った分、中学校で自由な時間を多く手に入れたようです。公立中学ではあっという間に3年間が過ぎていきますが、彼女たちにはゆったりした中学生の時間がありました。もし、彼女たちがピアノレッスンをお休みし、そのままピアノをやめてしまっていたら、私は残念でならなかったでしょう。二人とも小学生でショパンを弾ける力をもっていましたし、コンクールに出たりと熱心な生徒、ご家庭でした。6年生の一年間は息抜きにちょっぴりピアノを弾くだけでしたが、中学で充分とりもどせました。今回お話を受けた生徒には、まだまだ教えなきゃならないことがたくさんあります。ショパンもまだですし、やっと「エリーゼのために」を始めたところです。一年半お休みしたらきっとずいぶん弾けなくなってしまうのだろうな、と思います。そのことで本人がピアノを諦めてしまわないといいけれど。。。ピアノレッスンは学校や塾と違って、卒業がありません。ピアノをやめない限り一生のおつきあいだと思っています。ピアノ講師は、生徒一人一人の成長(ピアノだけでなく)をずーっと見られる素敵な仕事ですが、時々我がことのように悩んでしまいます。でも悩みながら私自身も成長させていただいているのかもしれませんね。みんながみんな器用に両立できるわけではないので、レッスンをお休みする、という選択肢もありますが、子供の頭の中が勉強でパンクしないように、息抜きや気分転換は必要です(ピアノに限らず)。子供たちが元気に笑顔でピアノを続けてくれたら、嬉しいです♪

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